家出した。最終回
この記事は「家出した」シリーズです。
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家出した話 最終回
前に更新した時にな
この話いつ終わるねんって自分でも思っとったら
なんかBlog書きたい欲無くなったな
そうやな、35kmぐらい歩いて
不意に椅子を見た時の感じやわ
椅子を見てなんでかキレそうになる俺を抑えて
なんとか視線を椅子からそらす
世界はそれを愛と呼ぶんかな
なんのこっちゃ
雨と周りに何にも無い国道沿いに耐えかねて休憩
ちなみに麦わら帽子はずっとかばんにくっつけて歩いとった
旅してる感出るけどあいにくの雨で
どう見ても変なやつ
もう慣れた
なんの変哲もない道と言えばそうなんやけど
これに新鮮さ感じるぐらい面白く無い道のりを歩いた
よう頑張ったな俺
ずっと高速道路の横とかやねん
2週間ぐらい前の話なんか、これ
今見たら案外綺麗な気がする
歩いてた時は意識遠かったなぁ
ほんまよう頑張ったな俺
めっちゃ栄えてる
街についた
と本気でそう思った
よく考えると姫路のほうが栄えてたかな
この看板見て完全に大阪を諦めた
60㎞、ここはまだ半分も来てないと気づいた
それにしても神戸まで26㎞もおかしい距離やな
なんと前回の休憩からずっとビーサンで歩いていた
ビーチサンダルな
海の横通ると思って持ってきとってん
履きたくなったから履いたけど
きっと足を疲れさせただけやんな
ほとんど無意識に歩いてたねん
2分に1回ぐらい電車通る踏切が出てきて
これはついに街の予感や
明石
あれ、さっき西明石やったよな
明石広すぎるやろ
とにかく明石駅到着
ここまで47㎞
え?
そう、俺の旅はここで終わったねん
時刻は18時ちょうど
あ
あ!
ごめん、歩いて18時間って嘘やわ
6時に出発したから12時間や
あーあ。
ほんでな、この時に親父から連絡が来たねん
「迎えに行く」
え、嘘やろ
と思いたかったけど
迎えに来た理由を聞くと
このまま俺が歩き続けて深夜徘徊で補導されたらまずい
ということやったらしい
迷惑かけるわけにもいかんし
俺は潔くこの明石駅で待った
それはもう
俺も
心のなかの俺も
今までで一番疲れ果てた顔してたやろうな
キレの悪い終わり方なんやけど
実際そうやったねんな
もっといろんな実力つけてから
今度はヒッチハイクがしたい
Fin.
おまけ記事
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